itamania

(。・ω・。)

合気道みたいだと思ったファッションセンターしまむらのこと。カンブリア宮殿を観て。

shimamura

カンブリア宮殿でファッションセンターの経営手法を拝見したんですけど、いやぁ~すごい!

 

安い安いってよく聞くから、価格破壊で売ってる洋服店によくありがちな、倒産したメーカーから二束三文で現金で仕入れた古いものとか粗悪品しか売ってないのかと思ってたけど、全然そうではなかったんですね。

 

ターゲット層は地方にいる財布の紐を握ってる主婦の方々だとか。

 

社長さんが「ご近所さんが同じものを着てたらイヤじゃないですか?だからサイズ違いはあっても全部1点ものしか置かないんです」とか言ってたけど、まるで都内有名セレクトショップ並みの経営理念ですよ。

 

特に、ユニクロの店舗数を超えて1000店舗以上もある大手なのに自社製品は一切なくて、全てメーカーからの買い取りで、1アイテムにつき1万枚もの仕入れを在庫残すことなく売り切るシステムが確立してるっていうのには驚愕でした。

 

セブンイレブンより1年も早くPOSシステム導入開始してたとか、物流コストを抑える為に中国に物流拠点を置いて、その場所で移送先の振り分けも完了してるとかwww。

 

テレビでは少ししか触れてなかったけど、それってつまり、

 

商談が決まったらメーカー側が工場に発注依頼をして金銭などビジネス取引をするけれど

 

工場で製品が完成した後は、メーカー通さず(検品ぐらいはするのでしょうが)、そのまま「しまむら」の中国にある物流センターに運ばれるって流れになるわけですよね?

 

気になったのは、その1アイテム1万枚の発注が決まった時点でエクスクルーシブはしてるのかな?というところ。

 

だって、でなければ全く同じアイテムが「しまむら」ではないお店では確実に高く売ってることになるわけでしょう?

 

でももしそうして独占契約してるとしたら、はっきりいってしまむらがデザイナーをメーカー経由で持っているようなもんですよね。しかもノーリスクで。

 

そして商談さえ決まれば、完全買い取り、メーカーの負担になるような在庫の返品や再値引きなんかもないとかでメーカー側にとっても凄く良いこと尽くし。

 

一方、販売スタッフからは問題点や改善策の声を吸い上げて、採用されたら報奨金も出して、色々試して良いアイデアだけをどんどん残して合理化されていく。

 

どんどん改善されてマニュアル化されて、家事育児に忙しい主婦にとっては、多くの物事を考えないで仕事ができるから、与えられた仕事だけに集中できる。

 

主婦にとっても望む、嬉しい時間の切り売りができるというわけ。

 

時間の切り売りで雇っておきながら、勤務時間以上の仕事をしろ!頭を使え!と強要する企業も存在する中で、これは村上龍の言う通り、本当に優良企業だと思いました。

 

シンプルを追求したらこうなったって、売上もずっと右肩上がり。

 

そして今や世界でトップ10に入るアパレル企業になってしまったとは。

 

シンプルにすることに命をかけてきた気迫が伝わりました。

 

これは確かに、他の企業にはマネできないですね。完全オリジナル。

 

そして、そんなシンプルを追求している姿勢が、まるで合気道と通じるなぁと思ってしまいました。

 

合気道は基本が一番大事というけれど、開祖たちもその一番大事な基本体系を見つけて確立させるまでには、長い年月をかけて多くのムダな動きを試してきたのだと思います。

 

そして最終的に一番理にかなってるシンプルなものだけを残して、それを基本とすることにした。

 

基本とかシンプルって、一見簡単なようで、実はムダな動力を使ってきた人だけに理解できる最終奥義、それが基本という体系なのでは?と改めて感じました。

 

シンプルはベストだけど、一番むずかしい。

 

シンプルが難しい理由は、やっぱりエントロピー増大の法則のせいなんだろうなぁ~ということで腑に落ちました。

 

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