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Blog itamania

(。・ω・。)

映画『長い散歩』と『実在する長い散歩』

映画・ドラマ

ずっと気になってた映画のひとつ。

長い散歩

やっと観れた。

らむの泉(*^ー^*)ノ はぁとロンダリング

母から虐待を受けている幼女を助けたい一心で松太郎(緒形拳)は、その幼女を連れ出して旅に出てしまう…

でも世間はそれを

誘拐、と読んだ…。

昔、私の母がボランティアでちょうど、この映画に出てくる年頃の幼女を預かっていたことがあった。

母がおばあちゃん代わりとなり、ボランティアの域を越えて動物園に遊びに連れていってあげたりして可愛がってあげていた。

その子が、時々、奇声を上げたり、急に走り出して隠れて母が心配してくれるか試すようなことをしていたらしい。

後に、その幼女の母親は他に男を作って出ていき

父親が1人でその子を育てていたとわかったけど

その父から虐待を受けていたこともわかった。

幼女本人の話によると父に髪の毛を掴まれお風呂場の水に顔を押し付けられたりしていたらしい。

親にあまりにも無関心に育てられて

社会ルールもわからないまま成長していく彼女は

それでも小学生になり

学校では、同級生の所持品を盗んだり、暴力的だったようで

しばらくしてすぐに引きこもりになってしまった。

社会ルールを教わらなければ共同生活になじめるわけがなく…

例えば、物には所有権があり人様のものを取るのはいけない行為…

小学一年生なら、そういった道徳や社会ルールは身につけている子供の方が多いと思うけど

でもそれだって誰かが教えなければ人様のものを盗んだとしても

本人にとってみたら、目の前にあった欲しいものを取っただけにすぎない。

そもそも盗むという概念がないのだから。

映画でもそれがわかるシーンがあったなぁ。

けれど、映画でない現実の世間ではそれを許さない。

概念がないではすまされない。

当然学校ではハブにされて、虐められてしまうわけで…。

しかも、その子は唯一私の母に心を許していて、母にとてもなついていたのに、

母が、ある出来事について、その子の父親にそのことを注意したら、

その父親は私の母を疎ましく思ったようで、母に娘を預けるのを止め、彼女から母を遠ざけました。

母だけでなく、そうして彼女の大切にしているものをことごとく奪っていく親。

彼女のことを想うと松太郎の気持ちと痛いほど重なり

映画を観ながら、その子を思い出しては、涙が止まりませんでした。

もちろん映画の見所としては緒形拳演じる「松太郎」の心に注目してほしいというのは言うまでもありませんが、

松太郎と少女さっちゃんの心の縮まっていく過程

それによる松太郎の心の成長や少女さっちゃん(さち)の生存欲求からの開放。

途中で旅をともにする青年(松田翔太

少女の母(高岡早紀

泥臭い刑事さん(監督の奥田英治)

一つ一つの台詞がとてもリアルで悲しみの中に生きる人々に

共感と勇気を与える映画だと思いました。

世の中にはこうした映画を直視できないほど

この映画なんかより凄まじい生活を送っている人が多くいますが

血(血縁関係)に拘ってしまっているが為に行き詰っているという人に

ぜひ観てほしい映画だと思っています。

血は関係ない…赤の他人同士であっても、守れる立場の人が弱い人を守ってあげられる社会

そういう社会を目指しませんか。。。とでも投げかけているような映画だとも思いました。

あの子もそろそろ高校生のお年頃。

どうしているかな。

幸せに暮らしているといいなぁ…。

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