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(。・ω・。)

夏果てて秋の来るにはあらず......

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反響のあった男女編......突然の別れ話は突然か?はこちら  ♪

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夏果てて秋の来るにはあらず......吉田兼好の徒然草第155段のくだりの1節

これは、夏が完全に終わって翌日から急に秋になるのではなく、秋は、夏の間から除々に忍び寄っていて、ごく自然に夏と入れ替わるということ。つまり、夏の間に秋の気配が作り出されているという意味。

 

 

この言葉が、映画「失楽園」の中で、人事異動のたとえ話として出てくる。

 

職場の人事異動も一夜にして決まるのではなく、前々からの実績や事情が考慮されたうえで決定していく。

告知された方は、突然言い渡されたかのように思うが、実はずいぶん前から会社の方では決めている。

その日まで知らないのは本人のみ。

「夏果てて秋の来るにはあらず」

この言葉は様々な情事に当てはまると思う。

だから秋が来たとき驚かないためにも、夏のうちに秋の気配を読むことが大切になってくる。

人は本来気配を察知する能力を持っていると思う。

しかし、人間、自分に都合の悪い気配は感じたくないものである。

そうした心理が、気配の感度を鈍くする。

そして、見てみぬフリをするから、しばらくほっとくと、事は大事になる。

 

 

スマトラ沖地震の時、ゾウたちが観光客を乗せたまま、山に向かって歩いていき、ゾウに乗った観光客は津波に飲まれず助かったというエピソードがある。

自分の感じれる気配が鈍いと思ったら、せめてゾウに乗るという知恵くらいは必要かもしれない。

しかし、そう思っている人は山ほどいる。

ゾウの数に限界があれば乗れない人が出てくる。

だからゾウに乗せてもらう事だけを考えていてはリスクが高すぎる。

自分の事だけを考えるなら、自分専用のゾウを飼っておくとか、あとは、思い切って山に住んでしまう選択もあるかもしれない。

その前に、その事態を想定し、誰も見向きもしない山を早々と自分の所有物にし、その時山に入ってくる人から通行料などと称して権利収入を確保しようと企む人もいる。

 

あ、れぇ~~?

 
 
この光景、まるで、今、インカムゲインを狙った外国人たちが、日本の都市部の不動産を次々と買い漁っている光景と繋がるよぉな。。。

「夏果てて秋の来るにはあらず」

 
何か想定外だと思うような事態が起こったとき、この1節を思い出せば、実は想定内だったと頷けるかもしれない。
 
 
 
でもやっぱ、都合の悪い気配は封印したいよ、ねぇ............................。 ( ̄∀ ̄)